不遇な生まれがもたらす原動力『グレイテストショーマン』感想

不遇な生まれがもたらす原動力『グレイテストショーマン』感想
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映画のある暮らしが好きだ。

夜、すべての家事を終えて部屋を暗くし、プロジェクターから映画を流して手帳を開く。

思ったことを書き留めながら、心のストレッチをする。

先日観た映画『グレイテストショーマン』の感想を語ろうと思う。

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開拓者としてのビジネスマンの在り方

主人公は「サーカス」という今までなかった新しいエンターテイメントを商売にした。

ホラを吹いて融資を受け、博物館の経営からスタート。娘たちの助言をきっかけに「生きた変わった人たち」の展示=サーカスをはじめる。

その過程に主人公の経営者としての才覚、自信を持って相手に自分をよく見せる、悪評すらも宣伝とする心の強さを持っている。

私もこれから個人事業主として新しいことを始めたい。攻めの姿勢でビジネスを展開していく彼の姿は私にはとても眩しく映った。

カッコイイビジネスマンの姿が、そこにはあった。

障害者、貧しい生まれ、野心。

主人公は仕立て屋の息子だった。

仕えていた上流階級の娘と結婚するも『成り上がり』といわれ続ける。

そんな彼の『野心』に私は着目したい。

主人公は現状を変えるためにどんなリスクを背負っても挑戦し続ける。

サーカスを英国女王に謁見させ、歌姫を招き、新しい事業を次々と進めていく。

上流階級の娘であった妻に「もっと穏やかな落ち着いた幸せがほしいの」と言われることととても対照的だ。

きっとそこには彼の「渇望」があるのだと思う。

満たされなかった、悔しかった、寂しかった、惨めだった。

貧しい生まれであるからこそ満たされなかった心が原動力となって彼を突き動かしたのだろう。

サーカスのメンバーも傷付く言葉を投げかけられ続けた過去があるから、今こうしてサーカスを『家』と呼んで輝き続ける方法をどこまでも模索していく。

残った財産は、人

主人公は新しい事業、お金に執着するあまり「人」が離れていき挫折する。

けれど窮地に陥ったときに残ったものも、また「人」であった。

よく『速く行きたければひとりで、遠くに行きたければ仲間と行きなさい』という言葉を耳にする。

ビジネスをする打てで大切にしたいことはやはり「人」を大切にすること。

仲間がいることで打開できることはきっとあるのだ。

Rewrite the  stars

私がいちばん心に残ったフレーズだ。

和訳すると『運命を変えよう』

直訳では『星座を書き直そう』になる。

なんて美しい言葉なんだろうと感激した。

運命を変えるために抗った人々の物語。最高でした。